概要
セキュリティを確保するプロトコルである、TLS(Transport Layer Security)とSSL(Secure Sockets Layer)についての情報をまとめます。名称 | 説明 | ポート番号 |
---|---|---|
HTTPS | 暗号化したHTTP通信 | 443 |
POP3S | 暗号化したPOP3通信 | 995 |
要点
- TLS(Transfer Layer Security)について TLSはクライアントとサーバ間の通信を安全に行うための仕組みで、TLSハンドシェイクを呼ばれる手続きの事を言います。このやりとりを行うことで、「証明書による認証」「鍵交換」「暗号化通信」「改ざん検知」を実現することができます。
- SSL(Secure Socket Layer)について SSLはデータを暗号化するプロトコルであり、盗聴、なりすまし、改ざんなどを防ぐことができます。SSHを使ったHTTPであるHTTPSのポート番号は443番、SSHを使ったPOP3であるPOP3Sのポート番号は995番です。
- SSL-VPNについて 出張先から社内のサーバにアクセスする場合、社内のSSL-VPN装置に暗号化通信を行い、ユーザ認証を行うことで、リバースプロキシとして使用することができます。PCやブラウザにソフトウェアが不要なので便利に使う事ができます。 IPsecとの違いはIPsecはESPヘッダがついたパケットをレイヤ3で通信するのに対して、SSL-VPNはTCPのポート443番を使用してレイヤ4の通信を行う点となります。
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