2018年7月1日日曜日

投資力アップ講座 5月のまとめ

ちょっと今更ですが5月の投資力アップ講座で聞いた内容を記録しておきます。
5月は決算書にでてくる要素について、山田真哉さんに説明していただきました。

①どこをチェック?(売上高と利益)
 1.売上高と利益
  売上高は会社の規模(シェア)を示す。
  利益(当期純利益)は実力を示す。
 2.他社との比較が重要
  売上高と当期純利益から売上高利益率を算出することができる。

②会社の安全性を調べる(自己資本比率)
 会社の資本には自己資本と他人資本(負債)があり、自己資本が多ければ多いほど、
会社はつぶれにくいとされている。
指標としては自己資本比率が40%以上の会社は安全性が高いとされている。

③企業の運用利回り(ROE)
ROEは当期純利益のうちの株主資本の比率のことであり、(当期純利益/株主資本)で求められる。
 例えば、当期純利益が10億円で株主資本が200億円の企業の場合はROEは5%となる。
ROEが高ければ高いほど会社がつぶれにくいとされているので、自社株買いをすることで自己資本を増やしてROEを高くするような事を企業は行ったりしている。
ROEは10%以上が良い会社とされている。

④株価は割安?割高?(PER)
PERとは株価収益率のことであり、株価(期待)/一株当期純利益(現実) で求められる。
東証一部の予想PERはおおよそ14倍~18倍となっている。20倍を超えるような企業は期待値が高いとされている。

PERが高い企業の株価
 ・割高な可能性がある
 ・決算が悪いと失望売りが発生する可能性がある。

PERが低い企業の株価
 ・割安な可能性がある
 ・見直し買いが入ると株価が上昇する可能性がある。
  (純粋に期待が低い可能性もある)

PERの値は業種ごとに比率が異なるので、同業種同士で比較して、割安か割高かを判断するのが良い。

【補講】
一つの指標で企業を判断すると偏った判断になってしまうので、売上高利益率、自己資本比率、ROE、PERを合わせて検討するのが良いとされている。

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