問題の感想
気象観測システムの問題です。問題文が長いですが問題数が少ないです。問題と解答は公式サイトに載っています→平成22年特別
解答
- 設問1 (1)14
- 設問2 (1)79.2
- 設問3 (1)送信不可のメッセージ

センタが観測装置の電池切れを認識するまでに送信するメッセージ数を答える問題です。
メッセージ数を数える際に認識しておくポイントとしては、
・センタは送信要求の応答がないときに2回再送要求をする。
・10分後に送信要求して、その後2回の再送要求をしても応答がなかった場合に動作してないものとする。
・観測装置は他に9台接続している。
したがって、最初の送信要求以降の送信回数を数えると、再送要求2回+送信要求1回+再送要求2回+他装置の送信要求9回=14回になります。

観測項目のデータ量として、3+3+4+4+2+3=19バイト。
観測項目を表す1バイトのデータが6つの項目に対して必要なので、プラス6バイト。
さらに時刻のデータとしてプラス8バイトして、1回分のデータ量は19+6+8=33バイトとなります。
これを10日分の2400回で掛けて正解を算出します。
(3)カウンタの値を2回読み、それらが同じ値になるまで繰り返す処理
(2)タスク構成図を作成

タスク構成図を完成させる問題です。タスクの機能概要を見て線を引けばいいのですが、素直に読み取れない線が1本あるのでそれが難しいです。
・表示タスクは、メインタスクからの指示に基づいて表示処理を行う。
・シリアル通信タスクは、結果を観測タスクに通知する。
・観測タスクは、観測したデータをメインタスクとデータ管理タスクに通知する。
・雨量計測タスクは、結果を観測タスクに通知する。
・データ管理タスクは、観測データを管理する。
・温湿度計測タスクは、結果を観測タスクに通知する。
これらに加えて、メインタスクはシステム全体の管理や送信するデータの形式を整えることをしているので、メインタスクからデータ管理タスクの線も引く必要があり、全部で7本の線を引いてタスク構成図が完成となります。
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