概要
Debian系のLinuxのパッケージ管理を行う際に使用するdpkgコマンドについての情報をまとめます。要点
- dpkgコマンドについて dpkgコマンドを使う際には、任意のオプションと必須のアクションを指定する必要があります。
- deb形式のパッケージファイルについて deb形式のファイルは拡張子が.debとなっているファイルで、ファイル名には「パッケージ名称」、「バージョン情報」、「アーキテクチャ(i386など)」が書かれています。
- パッケージのインストール おそらくdpkgのなかで一番使うアクションだと思います。
オプション | 説明 |
---|---|
-E | 同じバージョンがインストールされている場合はインストールしない |
-G | 新バージョンがインストールされている場合はインストールしない |
-R | 再帰的に処理する |
アクション | 説明 |
---|---|
-i | パッケージをインストールする |
-r | 設定ファイルを残してアンインストールする |
-P | 設定ファイルも含めてアンインストールする |
-l | インストール済みパッケージを表示する |
-L | 指定パッケージからインストールされたファイルを一覧表示する |
-s | パッケージの情報を表示する |
--configure | 展開されたパッケージを構成する |
--unpack | パッケージをインストールせず展開する(解凍する) |
-P |
必要なパッケージとバージョンを、アーキテクチャ32bit版、64bit版などの情報に注意してファイルを選択します。
取得したファイルは、USBなどの媒体に入れて運ぶか、SCPやなどのファイル転送のツールを使ってインストールしたい装置にファイルを移動します。
間違ってバージョンを下げないように-Gをつけてい置くと安全なのかもしれません。
ルート権限で行う必要があります。
# dpkg -G -i debファイル 【準備中】
ルート権限でおこなう必要があります。
# dpkg -p debファイル 【準備中】
例えば、zip関連のパッケージを確認する場合は以下のように確認することができるので便利です。
$ dpkg -l | grep zip
ii bzip2 1.0.6-9.2~deb10u1 armhf high-quality block-
sorting file compressor - utilities
ii gzip 1.9-3 armhf GNU compression
utilities
ii unzip 6.0-23+deb10u1 armhf De-archiver for .zip
files
ii zip 3.0-11 armhf Archiver for .zip
files
試しにunzipのパッケージに使ってみたら以下のような情報が見れました。
$ dpkg -s unzip
Package: unzip
Status: install ok installed
Priority: optional
Section: utils
Installed-Size: 466
Maintainer: Santiago Vila
Architecture: armhf
Multi-Arch: foreign
Version: 6.0-23+deb10u1
Depends: libbz2-1.0, libc6 (>= 2.4)
Suggests: zip
Description: De-archiver for .zip files
InfoZIP's unzip program. With the exception of multi-volume archives
(ie, .ZIP files that are split across several disks using PKZIP's /& option),
this can handle any file produced either by PKZIP, or the corresponding
InfoZIP zip program.
.
This version supports encryption.
Homepage: http://www.info-zip.org/UnZip.html
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