2019年9月6日金曜日

ARPについて

概要

MACアドレスからIPを取得するプロトコルであるARP(Address Resolution Protocol)の情報をまとめます。

要点


  • ARPの仕組み
    1. ARPリクエスト
    2. 送信元は、送信元のIPアドレス・MACアドレスと送信先のIPアドレスを格納した情報をブロードキャストで送信します。

    3. ARPリプライ
    4. ARPリクエストを受信した各ノードは、格納された送信先IPアドレスが自身のIPアドレスと同一であれば、自身のMACアドレスを格納した応答を送信元に返信します。

    5. ARPテーブルの更新
    6. 送信元は受信したARPリプライの情報から、IPアドレスとMACアドレス間のマッピング情報をARPテーブルにARPキャッシュとして保持します。


  • RARP (Reverse Address Resolution Protocol) について
  • 同様に、MACアドレスの情報からIPアドレスを取得するプロトコルにRARPがありますが、現在はほぼ使われていないらしいです。


  • GARP(Gratuitous ARP)について
  • GARPはIPアドレス重複エラー検知に使用するものであり、自分自身のIPアドレスを目標IPアドレスに設定してブロードキャストし、応答がなければ、同一ネットワークにIPアドレスの重複がないことを確認する仕組みです。GARPを受け取った機器のARPテーブルは更新されるので、機器を交換した時などにも使用します

  • プロキシARPについて
  • 別のネットワークに属する機器に対してARP要求パケットを中継するルータから送信すること

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