2019年8月17日土曜日

DNSについて

概要

DNS(Domain Name System)はIPアドレスからURLを参照するためのプロトコルであり、DNSサーバはその機能を実現するサーバです。

要点

  • FQDN、ホスト名、ドメイン名、URLについて
  • https://www.yahoo.co.jp/の例で説明すると、
    「www」がホスト名、
    「yahoo.co.jp」がドメイン名、
    「www.yahoo.co.jp」がFQDN(Full Qualified Domain Name)、
    「https://www.yahoo.co.jp/」がURLとなります。


  • DNSのレコード名について
  • 名称 説明
    SOAレコード 自信が管理するDNSに関する設定が管理されているレコード
    A(Address)レコード ホスト名に対するIPアドレスを設定するレコード
    MX(Mail eXchanger)レコード メールサーバを指定するレコード
    NS(Name server)レコード ネームサーバを指定するレコードです

    MXレコードとNSレコードは、サーバのFQDNで設定するので、IPアドレスと紐づける為に、Aレコードの設定とセットで必要になります。

    Aレコードに一つのホスト目に対して複数のIPアドレスを設定することで、接続先を順次変えていくDNSラウンドロビンという仕組みがあります。

  • DNSの設定ファイル
  • DNSの設定は、Linux上の/etc/named.conf、/var/named/seeeko.com に定義されている


  • リゾルバ
  • 端末側からDNSサーバに対して問い合わせをするプログラムをリゾルバといい、DNSサーバが端末側に通知するIPアドレスの情報をゾーン情報といいます

  • DNSが行う問い合わせ
  • 近くにあるDNSサーバに問い合わせをする事を再帰問い合わせといい、名前解決を行う際にルートネームサーバから階層的に問い合わせすることを反復問い合わせという。

  • ゾーン転送
  • DNSサーバを冗長化するために2台以上設置する場合があり、その時にプライマリDNSのゾーン情報を定期的にセカンダリDNSに対して転送することをゾーン転送という。

  • DNSキャッシュサーバ
  • DNSサーバの情報をキャッシュ情報として保持しておくことによりDNSの反復問い合わせを効率化を実現するサーバです。このサーバを設置することにより、高速化を実現するだけではなくDNSパケットを限定することができ、セキュリティも向上します。しかし、その一方でDNSのキャッシュを不正に書き換えるDNSキャッシュポイズニングというセキュリティ攻撃も存在します。

  • ダイナミックDNS
  • クライアント側のIPアドレスをDNSサーバに通知することで、DNSサーバがその情報を元にゾーン情報を使い分けることができる仕組み

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