概要
通信の負荷を分散するロードバランサについての情報をまとめます
要点
- ロードバランサの機能
- 処理の振り分け機能
- セッション維持機能
- ヘルスチェック機能
- ロードバランサの処理
- DSR
ネットワークのシステムにおいて、システム全体の処理能力の向上や、可用性を向上させるために負荷分散(ロードバランサ)の仕組みがあります。ロード版佐野主な機能は以下です。
ロードバランサの基本的な機能が、負荷が集中しないように処理を振り分けることです。処理の振り分け方は、ラウンドロビン、セッション数、ポート番号、サーバ負荷など様々あります。
処理の振り分けを行った場合でも利用者が同じサーバと通信し続けるようにするためにセッションを維持する機能があります。セッションを維持する方式にはリクエスト元のIPアドレスを元にセッションを維持するレイヤ3方式とCookieに埋め込まれたセッションIDに基づいてセッションを維持するレイヤ7方式があります。
接続先のサーバの稼働状況を監視することで、そのサーバがダウンした時には処理を振り分けない判断をすることができます。
ロードバランサは受け口となるIPアドレスを持ち、負荷を分散する複数の機器の接続先のIPアドレスの情報を持ちます。ロードバランサあての通信をうけるとソースNATでIPアドレスを付け替えて、振り分けルールに則って接続先の機器との通信を行います。
ソースNATでIPアドレスを変換すると、ロードバランサを通った送信元IPアドレスがすべてロードバランサのIPアドレスになってしまいます。それだと接続先がわからなくなってしまうので、HTTPヘッダフィールドにIPアドレスを変換する前のIPアドレスを記載して通信を行います。
ロードバランサを経由する通信の通信効率を上げるために、サーバから応答する通信においてはロードバランサを経由せずに直接通信を行う方式をDSR(Direct Server Return)と呼びます。
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