2018年7月2日月曜日

投資力アップ講座 6月のまとめ

6月の投資力アップ講座では、これまでの応用編として株価がどちらに動くのかをチャートを使って実践トレーニングをする内容でした。

①株価はどっちに動く?
 株価は会社の要素ではなく、投資家の心理によって変動する。
  ・買いたい人が売りたい人より多いと株価が上昇する。
  ・売りたい人が買いたい人より多いと株価が下落する。

もみ合いの状況から休下降して上昇した場合、もみ合いの額から上には上がりにくい。
(需給の壁が存在する)

②情報豊富なローソク足
 ローソク足の陽線と陰線は、その人の高値と安値、終値と始値を示している。
陽線の高値が上に伸びてるデータは上ヒゲという。
 →つまりその後の株価が向上する可能性がある。
逆に陰線の安値が下に伸びてるデータは下ヒゲという。
 →つまりその後の株価が下落する可能性がある。

ローソク足だけで判断すると誤った判断をすることがある。売買代金が多い場合に信頼のおけるデータと判断することができる。

③ROEを使った投資判断
ROEが上昇する要素はなにか?
・利益が多いと純利益が上がるので、ROEが上がる。
・配当を増やすと還元された分、資本が減るので、ROEが上がる。
・利益を蓄えると自己資本が増えるので、ROEが下がる。
・自社株買いをすると自己資本が減って配当が減るので、ROEが上がる。
 
ROEが高い企業
 →財務が不安定な会社もROEが上がってしまうことがある






2018年7月1日日曜日

投資力アップ講座 5月のまとめ

ちょっと今更ですが5月の投資力アップ講座で聞いた内容を記録しておきます。
5月は決算書にでてくる要素について、山田真哉さんに説明していただきました。

①どこをチェック?(売上高と利益)
 1.売上高と利益
  売上高は会社の規模(シェア)を示す。
  利益(当期純利益)は実力を示す。
 2.他社との比較が重要
  売上高と当期純利益から売上高利益率を算出することができる。

②会社の安全性を調べる(自己資本比率)
 会社の資本には自己資本と他人資本(負債)があり、自己資本が多ければ多いほど、
会社はつぶれにくいとされている。
指標としては自己資本比率が40%以上の会社は安全性が高いとされている。

③企業の運用利回り(ROE)
ROEは当期純利益のうちの株主資本の比率のことであり、(当期純利益/株主資本)で求められる。
 例えば、当期純利益が10億円で株主資本が200億円の企業の場合はROEは5%となる。
ROEが高ければ高いほど会社がつぶれにくいとされているので、自社株買いをすることで自己資本を増やしてROEを高くするような事を企業は行ったりしている。
ROEは10%以上が良い会社とされている。

④株価は割安?割高?(PER)
PERとは株価収益率のことであり、株価(期待)/一株当期純利益(現実) で求められる。
東証一部の予想PERはおおよそ14倍~18倍となっている。20倍を超えるような企業は期待値が高いとされている。

PERが高い企業の株価
 ・割高な可能性がある
 ・決算が悪いと失望売りが発生する可能性がある。

PERが低い企業の株価
 ・割安な可能性がある
 ・見直し買いが入ると株価が上昇する可能性がある。
  (純粋に期待が低い可能性もある)

PERの値は業種ごとに比率が異なるので、同業種同士で比較して、割安か割高かを判断するのが良い。

【補講】
一つの指標で企業を判断すると偏った判断になってしまうので、売上高利益率、自己資本比率、ROE、PERを合わせて検討するのが良いとされている。