2019年8月24日土曜日

認証LANとRADIUSについて

概要

端末がネットワークに接続する際に不正アクセスを防ぐ仕組みである、認証LANと、代表的なRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)についての情報をまとめます。

要点

  • 認証LANの認証方式
    • MAC認証
    • 端末のMACアドレスで認証する方式
    • Web認証
    • Web画面でユーザ名/パスワードを入力することで認証する方式
    • EEE802.1X認証(RADIUS)
    • EAPなどの認証プロトコルを使って認証する方式
  • EEE802.1X認証で使われるEAP認証方式
  • EAPは、それまでPPPで使われていたPAPやCHAPと違い、証明書を使った高度な認証プロトコルです。
    PAPはIDとパスワードを平文で流す認証方式で、CHAPはメッセージダイジェストにより暗号化して流す認証方式でしたが、ネットワークが普及してきて、EAPのような高度な認証が求められるようになりました。
    • EAP-MD5
    • EAPの枠組みで動作するCHAP
    • PEAP
    • サーバ証明書を使い、クライアント側ではIDとパスワードを使って認証する方式。ユーザ認証と呼ばれる。
    • EAP-TLS
    • TLSによって行う認証でクライアント証明書を利用する方式。端末認証と呼ばれる。
  • RADIUS認証の流れ
  • RADIUS認証は、サプリカント、オーセンティケータ、認証サーバで実現します。
    1. サプリカントをネットワークに接続する
    2. オーセンティケータから認証要求が来る
    3. 利用者はユーザ名とパスワードの情報をEAPOLで受け渡す
    4. オーセンティケータは認証サーバにユーザ名/パスワードを問い合わせる
    5. 認証に成功するとサプリカントの通信が可能になる
  • 認証LANの課題
  • リピータハブを接続するネットワークにおいては、配下に接続されているPCのうち、1つでも認証に成功すると、認証されたポートを経由して認証されていないPCの接続が可能になってしまう課題がある。

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