2019年7月15日月曜日

LPICレベル1 ver5.0の変更点

LPIC101試験がver4.0からver5.0に変わることに関する研修に行ってきたので学んだ内容を記載します。

■systemd
・プロセスを起動させるための仕組み。
・systemdでは管理するタイプをユニットと呼ぶ。

xxxxx.service   システムサービス
xxxxx.target   serviceユニットをグループ化したもの 
xxxxx.automount ファイルシステムのオートマウント
xxxxx.device   カーネルに認識されたデバイスに対する処理
xxxxx.mount   ファイルシステムのマウント
xxxxx.path    ファイルシステムのファイルやディレクトリ
xxxxx.scope   外部プロセス
xxxxx.slice    他のユニットから起動されたプロセスを管理
xxxxx.socket   通信用のソケット
xxxxx.swap   スワップデバイスとスワップファイル
xxxxx.timer   システムタイマー

・systemdを扱う上で有効なコマンド

システムがデフォルトで起動するターゲットを確認する
#systemctl get-default

システムがデフォルトで起動するターゲットを設定する
#systemctl set-default <ターゲット名>

自動起動設定の確認(全体)
#systemctl list-unit-files

自動起動設定の確認(個別)
#systemctl is-enabled <サービス名>

自動起動の設定を有効にする
#systemctl enable <サービス名>

自動起動の設定を無効にする
#systemcltl disable <サービス名>

サービスの起動
#systemctl start <サービス名>

サービスの停止
#systemctl stop <サービス名>

ユニットの状態を詳細表示
#systemctl status <サービス名>

ユニットが稼働しているかどうか確認
#systemctl is-active <サービス名>

・systemdのユニットはファイルで定義されている。定義ファイルは以下のフォルダに格納される。

/usr/lib/systemd/system  パッケージからインストールされたユニット
/etc/systemd/system   ユーザが作成したユニット
/run/systemd/system   initで起動していたプロセスを起動するためのユニット

■パッケージ管理

・debianのパッケージ管理
debianのパッケージはxxxxx.debファイルを使ってインストールすることができる。
パッケージのインストールはdpkgコマンドとaptコマンドを使う。

パッケージのインストール
#dpkg -i <パッケージファイル名>

パッケージの削除
#dpkg --purge <パッケージ名>   ※設定も含めて消す
#dpkg  --remove <パッケージ名>  ※設定はそのままでパッケージのみ消す

インストール済みのパッケージの一覧表示
#dpkg -l

dpkgコマンドは依存関係を解決しないが、aptコマンドは依存関係を解決してインストールを行う。

パッケージのインストール
#apt install <パッケージ名>

パッケージの削除
#apt remove <パッケージ名>

インストール済みのパッケージを最新化
#apt update   ※インストールされているパッケージのデータベースを最新化する
#apt upgrade  ※最新化されたデータベースの内容にパッケージを更新する。

























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