2019年2月26日火曜日

【LinuC】/etc/fstabの記載内容(mountの設定)



/etc/fstabにはデバイスとマウントポイント、ファイルシステムについての情報が記載されています。このファイルに設定を記載して「mount -a」を実行することでファイルに書かれている設定に従ってマウントを実行します。

/etc/fstabには以下の情報が左から順に記載されています。
①デバイスポンと名
②マウントポイント
③ファイルシステムの種類
④マウントオプション
⑤バックアップの指定
⑥ファイルシステムのチェック

※例
/dev/sda2  /         ext4  defaults  1  1
/dev/sda1  /boot  ext4  defaults  1  2  

④のマウントオプションにはどのような設定でマウントするかが書かれています。
マウントオプションには以下の種類があります。

主なマウントオプション
auto    -aが指定されたときにマウントされる
noauto ファイルシステムの書き込みを同期で行う
ro  ファイルシステムを読み取り専用でマウントする
rw  ファイルシステムを読み書き可能なモードでマウントする
user 一般ユーザにマウントを許可する。アンマウントはマウントしたユーザのみ可能
users 一般ユーザにマウントを許可する。アンマウントはマウントしたユーザ以外も可能 
usrquota ユーザに対してディスクに制限をかける。クォータ設定。
grpquota グループに対してディスクに制限をかける
defaults デフォルトのオプション、rw,suid,dev,exec,nouser,asyncを有効にする。

⑤はdumpコマンドによるバックアップの周期を日単位で設定することができます。
⑥はfsckによる整合性チェックの順番を1から順に設定します。通常はルートファイルシステムに1を設定してそれ以外に2以降の数値を割り当てます。0が設定されるとチェックが行われません。

現在マウントされているファイルシステムを表示させるには、「cat /proc/self/mounts」で確認するか、「mount」コマンドで確認をします。


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