2018年9月26日水曜日
平成28年度秋午後1問3
メールサーバの更新に関する問題です。
問題数が多くてうんざりしますが結構答えやすかったかも。
問題数が多い問題は本文をよく読むとわかるような問題が多いのかもしれません。
と言っても全然足りないですが。
■前提となる知識
・DNSのNOTIFYメッセージ
・DNSラウンドロビンの仕組み
・メールサーバの移行時の設定変更
設問1
(1)
a ドメイン名の更新 ゾーン転送
※プライマリDNSサーバがセカンダリDNSサーバに対してゾーン情報を伝えることをゾーン転送という。
b SMTP
(2)c DNS1
(3)ゾーン情報の更新 公開ゾーン情報の更新通知
※DNS1がプライマリDNSで、DNS3がセカンダリDNSでなので、定期的にゾーン転送が行われる。更にDNS3は公開ゾーン情報のみが保存されている。
ゾーン転送の契機となるのがセカンダリDNSへの更新通知(NOTIFYメッセージ)なので、DNS1からDNS3に送信されるのは公開ゾーン情報の更新通知となる。
(4)
条件:メーリングリストあてのメールを送信した時
送信元が少数の場合
理由:複数人からメール返信を受けることになるので特定のMBOXに負荷が集中する
送信元は、DNSのキャッシュが生存している間、宛先を変えないから
※DNSラウンドロビンが実装されている装置において、MGWからMSVへのメール転送を行う際には、まずDNSクエリを行って転送先(MSV)を決定する。
MGWは受け取った情報を自信のキャッシュに保存して送信元が同じ通信を継続するので、宛先を変えることがなく通信を継続するので、DNSラウンドロビンが機能しない。
DNSクエリが大量に発生する状況であればDNSラウンドロビンでいい感じに負荷分散が機能するけど、DNSクエリが少ない場合は負荷分散が働かない。そのことを回答する。
設問2
(1)
d 新MSV1
e 新MSV2
(2)
ホスト名:新MSV1 msvc
IPアドレス:VIP1
ホスト名:新MSV2 msvc
IPアドレス:VIP2
※DNSラウンドロビンを働かせるために共通のホスト名と異なるIPアドレスを設定する必要があるのでホスト名は同じものを設定する。
設問3
(1)
機器名:LDAP FW
内容:メールに対応するMBOXを共有ストレージに変更する
新MSVとMGWとの間のSMTP通信を、双方向とも許可する
(2)
送信元:旧MSV メール送受信サーバの変更を実施済みの社員(又は社外)
宛先 :新MSV 未変更社員
(3)
A 新MSV→旧MSV
B 旧MSV→新MSV 旧MSV
(4)自分のメールアドレスあてを保存するストレージの情報
申請者のメールアドレスに対応するメールサーバが、新MSVに変更される。
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